初記事 銀の匙
基本的に昔読んだ本については内容をあまり覚えていない。だからあやふやな時もあるけれど許してください。
初記事ということでとりあえずお気に入りの
著者の幼少期からの随筆みたいな感じで、
成長するにつれて色々な人と関わっていく。
何がお気に入りって、この本は綺麗なのだ。
?って感じだけど、綺麗なのだ。
言葉ひとつひとつが、想い出を語るその文章が、
本の中が透き通っていて綺麗なのだ。
擬音がよく出てくる。それがまた美しい。
角川さんの表紙がまた良い。
回顧録だから激しいストーリー性はない。
どちらかと言えば懐かしい感じ、穏やかな感じ。
読書をあまりしない人にはおすすめできない、
引き込まれるストーリーではないから。
でも本が好きという人は惹き込まれるだろう、
この本の美しさに。
透明で美しい、綺麗な本です。